今更ながら、劇場版エヴァを見てきた。コロナやらなんやらで、タイミングを逃してしまい、公開から結構たってしまった。
平日昼間だったので、ガラガラ。このご時世ちょっと心配だったけど、密にならず観ることができた。
---以下、感想。詳細は書いてないけどネタバレあるので一応注意-------------------
映像について
専門的なこととかは全然わからないけど、色と構図がとにかくキレイだった。
凝った位置から撮った、美しい構図の写真を何枚も観ているような感じ。
特に序盤は、写真集みたいな構図だな〜と思う場面がいくつもあった。
庵野監督が「アングルが面白ければ、なんでもそれなりに面白くなる」というのがよくわかった気がする。
「アニメーション」って美しい・芸術作品なんだなあ、と思った。アニメは「映像」じゃなく、「静止画の集まり」なんだということを改めて感じた気がする。
音楽について
音楽も聴き馴染みのあるものばかり。
「これこれ!」「この場面にしてこの音楽あり!」というものばかりで、
映像とのマッチが最高。宇多田ヒカルも、すっかり自分の中でエヴァとの親和性が出来上がっている気がする。
ストーリーについて
今までのエヴァから比較すると、かなりシンプルでわかりやすい。
けど、予想していた通り私の頭ではちょっとわからない部分もあった。
ほとんど復習していかなかったから仕方ないな。
今までネタバレを避けてきたけど、できるだけいろんな方の解説を見てみたいなあ。
ラストもきれいにまとまっていて、きっと庵野監督のエヴァはもうこれで最後なんだろうな。
少なくとも監督本人は、現時点ではもうこれでエヴァはやらないと思っている気がする。
最後はオタクに向けたメッセージなのか?メタ視点で、オタクを卒業できない人間への皮肉も感じた。
先日放送されていた、庵野監督に密着したNHKドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀」は事前に見ていたんだけど、
そこで放送されていた作業場みたいなところまで、アニメーションになっていた。
現実と虚構を行ったり来たり。この表現をエヴァで見ることになるとは思っていなかったな。
今日はいろんな考察を読みながら、ビールでも飲もう。